
インテル製CPUには、純正クーラーが付属しているモデルがあります。
取り付け方法はとてもシンプルで、ブッシュピンと呼ばれるピンをマザーボードに挿し込むだけです。
このページでは「インテル純正CPUクーラーの取り付け方」を4ステップで初心者の方にもわかりやすいように紹介しています。
画像も多めに使いながら丁寧に解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
取り付け手順

インテルCPU対応のマザーボードには、CPUソケットの四隅に小さな穴があります。
この穴に、CPUクーラーを取り付けます。
それでは、取り付け手順を詳しく紹介していきます。

はじめにインテル純正CPUクーラーには、ブッシュピンと呼ばれるピンが4個付いています。

ブッシュピンの表面には、スリット(溝)が刻まれています。
このスリット(溝)の向きが、上の画像のように中央に向いていることを確認します。

もし、上の画像のようにスリット(溝)の向きが、中央に向いていない場合は

ブッシュピンを時計回り(右側)に回して下さい。

スリット(溝)の向きを変えることができます。

インテルCPU対応のマザーボードには、CPUソケットの四隅に小さな穴があります。

この穴にブッシュピンが入るようにそっとのせ、仮置きします。

仮置きしたら、4個のブッシュピンが正しく穴に入っていることを確認します。

ブッシュピンはどこから挿し込んでも問題はありませんが、対角線上になるように挿し込むこと、グリスが均等に広がりやすくなります。
上の画像のように、①から順に挿し込むのがとてもオススメです。

ブッシュピンを上から「カチッ」と音が鳴るまでマザーボードに挿し込みます。

ブッシュピンをすべて挿し込み終わったら、マザーボードの裏側から黒いピンが出ていることを確認して下さい。
上の画像のように出ていれば、問題ありません。

最後にCPUファン用の電源ケーブルをマザーボードに接続します。
電源ケーブルの取り付け位置は、マザーボードによって異なります。
一般的には、マザーボード上部に「CPU_FAN」と書かれた刻印があるので、そこに挿し込みます。
このような形で記載されています!


コネクタの向きを調整し、真上から挿し込みます。

最後に配線を整えて完成です。
ファンが回転しても、配線に接触しないように整えてく下さい。
ここまで、インテル純正CPUクーラーの取り付け方を4ステップで紹介してきましたが、初心者の方でも手順通りにやっていけば問題なく取り付けられるかと思います。
ゆっくりで大丈夫なので、丁寧に取り付け作業を行うようにして下さい。
取り付け手順で使用したマザーボード!
インテル純正CPUクーラー取り付け時の注意点!

ここでは初めてインテル純正CPUクーラーを取り付ける方のために、取り付け時の注意点をいくつかご紹介いたします。
難しいことは一切ありませんので、参考程度にみて下さい。
グリスに触れないようにする!

新品のインテル純正CPUクーラーには、上の赤丸部分にグリスが塗布されています。
グリスに触れたことに気付かずに作業をしてると、他のパーツにグリスが付着してしまう可能性があります。
取り付け手順のところでも紹介しましたが、グリス塗布部分には触れないように注意して下さい。
万が一、グリスが付着してしまった場合は、キムワイプなどのやわらかい物ですぐに拭き取るようにして下さい。
マザーボード裏側から黒いピンが出ていることを確認する!

ブッシュピンをしっかり挿し込んだはずなのに、黒いピンがあまり出ていないことが稀にあります。
これは、ブッシュピンを挿し込んだ時の力が足りていないことが考えられます。
黒いピンがしっかり出ていない場合、CPUとクーラーの間に隙間が生まれてしまい本来の冷却性能を発揮できない可能性があります。
再度、ブッシュピンを押し込むことで解決できますので、しっかりと取り付けるようにして下さい。
ここまでのまとめ
今回は、インテル純正CPUクーラーの取り付け方について紹介いたしました。
マザーボード裏側の黒いピンの状態が、しっかり出ていることが重要になりますので、丁寧に取り付け作業を行うようにして下さい。
慌てずにゆっくりで大丈夫なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
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