
このページでは、初めて自作PCを組み立てる方に向けて、CPUの取り付け方を紹介しています。
今回は、インテル第10、11世代(ソケット形状:LGA1200)に対応したCPUの取り付け方を3ステップで紹介しています。
初心者の方でも安心・安全に取り付けられるように画像多めで丁寧に解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
取り付け手順

CPUの取り付け位置ですが、一般的なマザーボードにはCPUソケットが備え付けられています。
このCPUソケット内にCPUを取り付けます。
それでは、取り付け手順を詳しく紹介していきます。

CPUソケットは蓋がしてあるので、まずは蓋を開けていきます。
右側に上の画像のようなレバーがあり、フックで固定されています。
最初にレバーを押し下げます。

レバーを押し下げた状態で右側にスライドさせると、固定されていたレバーが外れます。

レバーが外れたら、レバーを引き上げます。

すると、CPUを取り付けるソケット(四角い枠)があります。
ソケット内には無数のピンが組み込まれていますが、触っただけでもピンが曲がったり折れたりするので、触らないように注意してください。

CPU本体をよく見てみるとわかるかと思いますが、角に三角形の刻印があります。
この三角形の刻印(▼)とマザーボード側の丸い突起(●)が、隣同士になる向きでCPU本体をソケットの上にそっとのせます。

向きが間違っていなければ、上の画像のようにソケットにある突起にCPU本体がピタリと入ります。

最後にCPUソケットの蓋を閉めていきます。
ソケットの蓋にレバーが付いていますので、ゆっくり押し下げます。

右側のレバーを先に下げてしまうと、ソケットの蓋が勢いよく倒れてCPU本体に衝撃を与えてしまう可能性があります。ソケットの蓋に付いているレバーを先に下げるようにして下さい。

次に右側のレバーをゆっくり押し下げます。

ソケットカバーの先端がネジの下側に入っていることを確認して下さい。

さらにレバーを押し下げます。

レバーを押し下げたら、左側にスライドさせて、レバーをフックに引っ掛けます。
保護カバー付きのマザーボードの場合は、保護カバーが自然に取れます。
無くさないように大切に保管しておいて下さい。

これでCPUの取り付けは完成です。
ここまでインテル第10、11世代(ソケット形状:LGA1200)に対応したCPUの取り付け方を3ステップで紹介してきましたが、初心者の方でも手順通りにやっていけば問題なく取り付けられるかと思います。
三角形の刻印の向きをしっかりと確認し、丁寧に取り付け作業を行うようにして下さい。
取り付け手順で使用したマザーボード!
取り付け手順で使用したCPU!
CPU取り付け時の注意点

ここでは初めてCPUを取り付ける方のために、注意点をいくつかご紹介いたします。
難しいことは一切ありませんが、間違えると取り返しのつかない事態になる可能性もありますので、ご覧いただければと思います。
① CPU裏面の端子にキズや汚れをつけない

CPUのを裏面には金色には、装飾された端子が付いています。
この端子にキズや汚れがついてしまうと、正常に動作しなくなる場合があります。
キズや汚れをつけないよう慎重に取り使うようにして下さい。
② CPUの持ち方

CPUを持つ時は、上下または左右の側面をしっかり挟み込んで持つようにして下さい。
上の画像のように持つことで裏面の端子に触れずに持つことが可能です。
CPUは衝撃にとても弱いので、誤って落下させてしまうと一発で故障してしまう可能性もあります。
CPUソケット上で落下させてしまうとソケット内のピンが曲がったり折れたりして、大惨事を招くことになるので、側面をしっかり挟み込んで持つようにして下さい。
③ ソケット上でCPUがズレてしまった場合の対処法

CPU本体をソケットの上にのせようとした時、たまに上の画像のようにズレてしまい正しく入らないことがあります。
無理やり横にズラしてしまうと、やり方によってはソケット内のピンが曲がったり、CPUの端子をキズつけてしまう可能性があるので「横にズラす」ということはやらない方が無難です。
- CPUの側面を持ち、ゆっくり持ちあげる
- 再度、ソケットの上にそっと載せる
ゆっくりで大丈夫なので、慌てずに対処するようにして下さい。
ここまでのまとめ

今回は、インテル第10、11世代(ソケット形状:LGA1200)に対応したCPUの取り付け方について紹介いたしました。
ひとつひとつ手順を確認していただき、丁寧に取り付け作業を行うようにして下さい。
慌てずにゆっくりで大丈夫なので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
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